おもてなしとは
「おもてなし」に対する関心がどんどん高まり、日本の至る所で「おもてなし」という言葉を本当によく耳にいたします。
しかしながら、この「おもてなし」という言葉の本当の意味を理解されている方はどれほどいらっしゃるのでしょうか?
広辞苑によると、おもてなしの語源は、とりなし、つくろい、たしなみ、ふるまい、挙動、態度、待遇 馳走、饗応とあります。
平安、室町時代に発祥した茶の湯から始まったと言われ、客や大切な人への気遣いや心配りをする心が築かれた世界に誇れる日本の文化といえます。
「おもてなし」は、「もてなし」に丁寧語「お」を付けた言葉であり、その語源は「モノを持って成し遂げる」という意味です。
また、「おもてなし」のもう一つの語源は「表裏なし」、つまり、表裏のない「心」でお客様をお迎えすることです。
人がかかわるすべてにおもてなしの心を
「おもてなし」は、日本の誇れる宝です。
「おもてなし」というと、ホテルやレストラン、航空・バス・鉄道等運客会社、旅行会社、テーマパーク等、ホスピタリティ産業を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、サービス業に関わらず、ビジネス全般、つまり、人と人とが関わるコミュニケーション全てにおいて、「おもてなし」の心が必要なのです。
今後益々、「おもてなし」経営のできる企業が必要とされるでしょう。